レクサスRX450hに試乗 ワイルドから洗練へ!
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:齋藤 正
北米やヨーロッパでは、そもそもかねてから「レクサスRX」として売られていたハリアーだけに、レクサスが開業した日本でもそれがRXとして販売されることは何ら不自然なことではない。しかし、それに伴う大幅な価格アップがユーザーに受け入れられるかどうかは、きっとトヨタ/レクサス陣営にとっても賭けだったろう。モデル数は絞ったもののハリアーの販売を継続したことが、その表れである。
しかしいざ蓋を開けてみれば、RXの発表から1ヶ月での受注台数は月販目標650台に対して約2千500台にも達していた。他でもないレクサスのブランドを冠したプレミアムSUVこそを望むユーザーは、予想を超えて待っていたのだ。更に興味深いのは、その初期受注分のうち1千台がハイブリッドの「RX450h」だったということである。RX450hの実際の販売は、RX350より3ヶ月後だった。つまり「待ってでも欲しい」という人がそれだけ居たのである。
おそらくはハイブリッドSUVは欲しいが、これまではプレミアムブランドには選択肢が存在せず、かといってトヨタでは二の足を踏んでいた人が「待ってました」とばかりに手を伸ばしたというところだろうか。あるいは、これまでハリアーハイブリッドに乗っていて内容には満足していたけれど、やはりプレミアムブランドの威光には魅力を感じていたという人も少なくないのかもしれない。
そして実際、RX450hの完成度は十分に期待に応えるものだったと言っていい。ハリアーとはやはり違うのか。ヨーロッパのライバルと較べてどうなのかは、次のページからお伝えしていくことにしたい。
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